ピックルボールにおいて、パドルはボールにコンタクトする重要なギア。 初心者、特にこれから始めたいと思っている人にとっては、何を選んで良いのか分からないものです。 最初の一本は「とにかく打てればいい」でも良いと思いますが、「打ちやすさ・扱いやすさ」を重視して選ぶのが長く楽しめるコツです。以下のポイントを押さえておきましょう。
重量 (Weight)
- 軽め〜ミドル(おおよそ 約7.5〜8.2オンス 程度)が、まずは無難。軽いパドルは手首や腕への負担が少なく、コントロール性重視でネット付近のプレーや細かいタッチショットがしやすい。
- 重すぎるパドルはパワーは出しやすいが、振り遅れや疲労、腕・肩への負担増につながるリスクがある。
- 初心者にはまずミドルウェイト(コントロールとパワーのバランス重視)が特におすすめ。
グリップサイズ (Grip Size / Handle)
- グリップが手に合わないと、力が入りにくかったり、逆に無駄に力がかかって手が疲れやすくなったり。どちらもコントロールに悪影響。細すぎるグリップは怪我の原因になることも。
- 多くのパドルはグリップの太さ (Circumference) が約 4.0〜4.5インチあたり。手が小さい人は細め、手が大きめの人はやや太めが使いやすい。
- 迷ったら「少し小さめ → オーバーグリップで調整」が安全。オーバーグリップで厚さを調整するのが一般的。
- バックハンドを両手で打つ場合は、5.5インチ以上の長さを選んだ方が打ちやすい。
- ブリップの形状にも注意。テニスタイプのグリップ形状の他に、卓球のような楕円形をしたグリップも存在する。
コア素材 (Core Material) と表面素材
- パドルの中身 (コア) やフェースの素材で、ボールの打感・コントロール性・パワーが変わる。コントロールしやすく、打感が安定する ポリマー (ハニカム構造) コア + コンポジット/グラファイト/カーボン系フェース が人気。
- 木製パドルは安価だが重めでコントロール性に難があることが多く、競技用にはおすすめしない。ただし、家族みんなで楽しむといったレクリエーション的な楽しみ方をする場合は、安価な価格が魅力。
- 表面が滑らか/テクスチャー付きかでもプレー感は変わる。安定感・コントロール性重視なら滑らか、スピンや回転重視ならやや粗め (テクスチャーあり) を選ぶ手もある。
形状とスイートスポット (Shape & Sweet Spot)
- 初心者向けには、ワイドボディ (wide‑body) や “標準的な形 (traditional / standard)” が扱いやすいとされる。なぜならスイートスポット (ボールを打ちやすい面) が比較的大きく、ミスしにくいため。
- 長め・細長いパドル (elongated, elongated‑shape) は リーチが長くスピードは出しやすいが、最初は扱いにくいことがあるので、慣れたら試す、というステップがおすすめ。
バランス (Power vs Control) やプレースタイル (目的に応じた選択)
- ネットプレーやボレー主体 → 軽量〜ミッド/コントロール重視
- ベースラインから強く打ちたい → ある程度重め・パワー重視
- まずはショットを安定させたい/ミスを減らしたい → コントロール性・扱いやすさ重視
おまけ(筆者のパドルについて)
- ONIX Wood Pickleball Starter Set
最初に手にしたピックルボールのパドル。合板で出来たパドルが2本とボールが2個セットになったお手軽なもの。子供と一緒に楽しむには十分な仕様だった。
- Franklin Sports Rally
Woodパドルで3年ほどレジャーとして楽しんだころ、地元のトーナメントに参加することに。そこで手にしたのが、ターゲットで売っていたFranklin Sports のPickleball Paddle。重さ7.4oz、厚さ8.8mmと軽量で薄く、振りぬき易いモデルだった。サーブやストロークの際にボールを捉えて弾く感じが好感触。ただし、スイートスポットが狭く、パワー不足は否めなかった。
- Friday Pickleball CHALLENGER
初めて参加したトーナメントで、新たなパドルの必要性を実感し、次に選んだのがFridayのパドル。新作のFeverも魅力的だったが、セールでお手頃だったCHALLENGERを選択。このパドルで4ヶ月間プレーしてきたが、今のところ不満はなし。T700生カーボンのサーフェイスは良くスピンが掛かる。ミスヒットも減ったし、ボレーが楽になった。いくつかのトーナメントに参加し、3.0スキルでいくつかメダルも獲得できた。
まとめ
最初のパドルは、自分のプレースタイルやスペックを考慮して、自分に合う1本を選びましょう! …と締めたいのですが…。正直なところ、「最初の一本は何でも良い!」というのがわたくし個人の意見です。打ち比べてみないと違いなんて分かりませんから。ただし、競技としてピックルボールを楽しみたいのであれば、以下に気を付けてみてください。
- 木製のパドルは避けましょう。最新のモデルとの性能差が大きく競技には向きません。
- 最初の一本目は、14mmか16mmの厚さのバランスのとれたモデルを選ぶのがお勧め。2本目のパドルを選ぶ際の基準となる。(どうせすぐに2本目が欲しくなる。)
- 予算に余裕があるなら、最初から高性能なプロモデルを選ぶのもあり。ビギナー向けモデルから始めて、パドルの違いを実感しながらステップアップするのも良し。
「どれにしようかな」と悩んでいるときが一番楽しい時だったりします。ピックルボール生活を充実させるためにも、自分にあったパドルが見つかるといいですね。


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