目次
はじめに
ピックルボールをプレーするとき、試合の入り口とも言える“サーブ”は、ルールを正しく理解しておくことが、フェアなゲーム進行と安心して楽しむための第一歩です。ここでは、2025年版USAP公式ルールブックに基づき、「どうサーブを行うか」「どのような点に注意・禁止があるか」を整理します。
1. サーブの位置・方向・スコアコール
1.1 サーブ位置・方向
- サーバーは、ベースラインのうしろで、かつセンターラインの延長線とサイドラインの延長線の間(サービングエリア)でサーブを行います。
- ボールがサーブされた瞬間、サーバーは少なくとも片足をコートに接地していなければなりません。(ジャンプサーブはできない。)
- サーブは対角線上のサービスエリア(相手側、サーバーから見て反対側のサービスコート)に向かって打たなければなりません。
- ボールはネットを越えなければなりません。また、サービスエリアの中、及びサービスライン(サービスコートの境界線)上にボールは着地しなければなりません。
1.2 スコアのコール/レシーバーの準備
- サーブを行う前に、サーバーがスコアをコール(「サーバー得点-レシーバー得点(-サーバー番号:ダブルスの場合)」)しなければなりません。Play Pickleball
- レシーバー(受ける側)・そのパートナー、またサーバー・そのパートナーも、準備が整ってからサーブを受ける/打つべきです。例えば、「まだ準備できていない(Not Ready)」旨を口頭で伝えることが認められています。blog.controlthet.com
1.3 サイド・スコア(シングルス・ダブルス)
- シングルス:サーバーの得点が偶数なら“右/Evenサイド”から、奇数なら“左/Oddサイド”からサーブ。Play Pickleball
- ダブルス:通常は1チームがラリーを失うまで(またはフォルトするまで)2人順にサーブを交代しながら行います(ただし、ラリー得点制を採用する大会オプションあり)。Play Pickleball
2. サーブの打ち方のルール(サーブ方式)
サーブには主に2つの方式があります。公式ルールでは「ボレーサーブ(Volley Serve)」と「ドロップサーブ(Drop Serve)」が規定されています。Play Pickleball
2.1 ボレーサーブ(Volley Serve)
- ボールを地面にバウンドさせずに打つ方式。Play Pickleball
- サーバーの腕が上向きの弧を描いて動いているときにパドルでボールを打たなければなりません。Play Pickleball
- パドルのヘッドの最頂点が、リスト(手首関節)が曲がる部分より上にあってはいけません。Play Pickleball
- ボールへのコンタクトはウエストの高さ以下でなければなりません。Play Pickleball
2.2 ドロップサーブ(Drop Serve)
- サーバーがボールを手またはパドルの面からリリース(またはドロップ)し、地面にバウンドさせた後にサーブを打つ方式。Play Pickleball
- リリース時にボールを“押したり”方向付けたりしてはいけません。パドル面から自然落下(重力任せ)させることが認められています。Play Pickleball
- ドロップサーブにはボレーサーブのような「ヘッドの高さ制限」「腕の上向き運動」の制限は適用されません。Play Pickleball
2.3 サーブ時のボールリリース/スピン制限
- サーブを打つ際、サーバーは「片方の手またはパドル」でボールをリリースしなければなりません。Play Pickleball
- ボールのリリース時、体やパドルで意図的に“スピン・操作”をかけてはいけません。ただし、パドル面から自然にボールが転がる(重力に任せる)ことは例外として許可されています。Play Pickleball
3. 禁止・フォルトとなる事項(サーブ時)
サーブ時にルール違反があった場合、「フォルト(fault)」となり、得点・サーブ権の移動などのペナルティが生じます。以下、主な禁止事項・フォルトの典型例を整理します。
3.1 サーバー・位置・動作関連のフォルト
- サーブ時、サーバーの足または車椅子使用者の後輪が、ベースラインの内側またはライン上に触れてはいけません。Play Pickleball
- サーバーまたはそのパートナーの足または車椅子後輪が、サービスエリア外(コートの延長線外)に触れてはいけません。Play Pickleball
- サーバーのリリース動作が、審判・レシーバーから可視状態でなければなりません。リリースが見えない場合、再プレー(リプレイ)またはフォルトの対象となります。Play Pickleball
3.2 サーブされたボールが違反となる場所に落ちる・ネット関連フォルト
(以下はルール 4.M「サービスフォルト」の典型例)Play Pickleball
- サーブされたボールが、サービスエリア外に落ちた。
- サーブされたボールが、ノンボレーゾーン(キッチン)またはそのライン上に落ちた。Play Pickleball
- サーブされたボールが、ネットに当たってその後、サービスコート内に落ちなかった(例えばネットを越えず、設定エリアに入らなかったなど)や、ネットを越えてキッチン内に落ちた。Play Pickleball
- サーバーがサーブ動作中に、スコールをコールせずに打ってしまった。Play Pickleball
3.3 レシーバー側・その他フォルト
- レシーバーまたはそのパートナーが、サーブボールがバウンドする前にそのボールに触れた。Play Pickleball
- サーブ後、サーバーまたはそのパートナーがタイムアウトをコールした場合。Play Pickleball
4. サーブに関して特に注意すべきポイント・解説
- 「対角線へのサービス」「ベースライン後方」「ボールをリリースしてから打つ」「リリース時のスピン禁止」など、基本ルールを守ることがまず重要です。
- サーブ時の“リリース”(手またはパドルによる放球) および“スピンをかけない”という点は、2025年版で明確に強化・改訂されています。Play Pickleball+1
- レシーバーが「準備できていない」旨を口頭で伝えることができます(例:「待って」や「ストップ」)。これにより不意のサーブを避け、公平性を保つことができます。blog.controlthet.com+1
- 自分のサービスエリア(右/左)やサーバー番号(ダブルス時)を間違えるとフォルトになる可能性がありますので、特に初心者~中級者はコール・位置確認を徹底しましょう。
- 非公式・レクリエーションプレーでは審判がいない場合も多いですが、「サーブを打つ前にスコアをコール」「サーバー・レシーバーの準備を確認」などを自主的に実践することでスムーズに進行します。
5. まとめ
- ✅ サーバーはベースライン後方、サービスコートを対角線に狙ってサーブ。
- ✅ ボレーサーブ/ドロップサーブの方式を理解し、それぞれルール通りに実施。
- ✅ ボールリリース時の操作・スピン・視認性に注意。
- ⚠️ サーブ時のフォルト/禁止事項(位置違反・ネット・キッチン・リリース不可等)を把握。
- ✅ レシーバーも「まだ準備できていない」意思表示可能。
- ✅ ダブルスの場合、サーバー交代・スコアコール・サイド(左右)等の管理が少し複雑なので、ペアで事前確認を。


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