ダブルスはピックルボールの主流のプレースタイルです。
しかし、ただ2人で立っているだけでは勝てません。
“正しいポジション”と“基本戦術” を理解することで、初心者でも試合が劇的に楽になります。
この記事では、ダブルスでまず覚えたい戦術をわかりやすく解説します。
【結論】ダブルスの勝敗は「キッチンラインを取れるか」が8割
ピックルボールのダブルスでは、
キッチンライン(NVZライン)に2人で並ぶこと が最重要です。
理由はシンプル:
- 相手よりも前で打てる
- ボールのバウンド時間が短く、攻撃しやすい
- 相手のロブを誘発できる
- 角度をつけやすく、決定打が生まれる
つまり
“キッチンラインを制したチームが、ラリーを制する”
と言っても過言ではありません。
▶ 1. ダブルスの基本ポジション
■ サーバー側の初期配置
- サーバーはベースライン後方
- パートナーはベースラインの後方で待機
- サーブ後は、3球目(サードショット)まで前に出ないのが鉄則
■ レシーバー側の初期配置
- レシーバーはベースラインで構える
- パートナーはキッチンライン付近で待機
- レシーブを返したら、レシーバーはキッチンラインに向かい、2人でキッチンラインに並ぶ
▶ 2. ダブルス戦術の基本「3つの鉄則」
【鉄則①】 二人が同じ高さに立つ(ギャップを作らない)
ダブルス最大のミスは、
片方だけ前・片方は後ろになる“段差ポジション” を作ってしまうこと。
段差ができると…
- 真ん中に穴ができる
- 相手に狙われて走らされる
- 角度を付けられたらリカバリー不可
【ポイント】
- 前に出る時は「2人同時」
- 下がる時も「2人同時」
【鉄則②】 真ん中(センターライン)を優先的に守る
ピックルボールでは、ラリー全体の 約70%が真ん中に返って来る と言われます。
理由:
- 一番ミスが少ない軌道だから
- 角度をつけにくい
- 相手が狙いやすい位置だから
【ポイント】
- 「自分のフォア側/バック側」よりも真ん中のボールを優先して守る
- ただし、フォアの人が取るのが基本
【鉄則③】 キッチンラインまで“3球目ドロップ”で進む
サーブ側は、3球目を強打すると相手が有利となることも多いです。
安全に前へ出るためには 3球目ドロップが必須。
【理由】
- 弱くて低いボールなので相手が打ちにくい
- 自分たちは前へ進む時間を確保できる
- 相手の攻撃を封じられる
【ポイント】
- 無理に低くしすぎず、大きめのアーク(放物線)を描かせる
- “ネットを越すことが最優先”
▶ 3. シーン別の基本戦術
⭐ サーブ側(オフェンス)の戦術
● ① 深いサーブで相手を後ろへ押し下げる
レシーバーを下げておくことで、返球の質が落ちやすくなります。
● ② 3球目は「ドロップ」で安定性重視
基本はドロップショット。ドライブは相手にカウンターのチャンスを与えることもある。
● ③ 前衛(サーバーパートナー)は“相手の返球を観察”
- 浅い返球 → 前へ詰める
- 深い返球 → 下がって守る
相手次第で柔軟に動くこと。
⭐ レシーバー側(ディフェンス)の戦術
● ① レシーブは深く返す
深いレシーブ = 相手の3球目攻撃を抑制。
● ② レシーブ後は必ず前へ上がる
この動きがダブルスの勝敗を分けます。
● ③ キッチンラインで“ディンク戦”へ持ち込む
相手に強打させず、ラリーの主導権を握れます。
⭐ キッチンライン攻防の戦術(最重要)
ダブルスで一番重要な場面。
● ① 打つ方向は「相手の足元」「真ん中」が基本
安全でミスが少ないショット。
● ② バックハンド側を狙う
特に片手バックの相手は弱点になりやすい。
● ③ 速いボールを打たない(チャンスまで我慢)
ディンク戦では“耐える力”が勝敗を決めます。
▶ 4. よくあるダブルスのミス
- 二人がバラバラの位置(段差)になってしまう
- 浅いレシーブ・浅いドロップ
- 強打でミスを連発
- ロブ対策ができていない
- 真ん中のボールを譲り合って落とす
これらを避けるだけで、勝率は大きく上がります。
▶ 5. 初心者でもすぐ上達する動き方
■ 「相手を観る」が最重要スキル
- 相手の体勢
- ラケットヘッドの角度
- 打点の高さ
これらを見るだけで、次に来るボールの予測精度が上がります。
■ ペアと常に連動する
特に意識すべきは…
- 動くときは2人同時
- 真ん中はフォア側が優先
- 詰めすぎない・下がりすぎない
▶ 6. まとめ:ダブルスは“ポジション戦”で勝つ
ピックルボールのダブルスは技術よりも位置取りと判断力が勝敗を左右します。
最重要ポイント
- キッチンラインを2人で取る
- 段差を作らない
- 真ん中のボールを優先
- 3球目はドロップ
- ディンク戦で主導権を握る
これらを意識するだけで、初心者から中級者への最短ルートを歩めます。


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